うちやまうちこの日記

旅のことや食べ物のことを忖度なく綴っています。

【間人蟹を食べに】京丹後市網野町 料理旅館てり吉

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今回、宿泊したお宿は京都浅茂川海水浴場前にある、料理旅館てり吉さんです。

こちらの宿は、初めて伺いましたがかなり高評価ですよ。

 

本館

館内に入ると蟹の水槽がお出迎えしてくれます。

今回、案内されたお部屋は「夕日」というお部屋。

ドアを開けると浴室、洗面所、トイレ完備。冷蔵庫も設置されていました。

さらに奥の扉を開けると、12畳のお部屋。目の前には小さな公園がありその奥には海が広がります。(写真ではわかりにくくてすみません)

テーブルの上には、てり吉オリジナルのせんべいが置かれており、宿の方にお茶を入れていただきました。

せんべいは2枚セットです。てり吉の文字が入っているのはほんのり甘め。下にあるほうはゴマが入っており、甘めの中に少し塩っけがありゴマが香ばしかったです。

お茶とお菓子を頂いた後、部屋にあるタオルなどを持ってお風呂に入りに行きます。お湯は温泉ではなさそうです。

アメニティセット

浴衣

20時までは男女別になっており、露天風呂は男子、内風呂は女子となっています。

それ以降は24時間好きな方に入浴可能です。貸し切りにする場合は、扉を閉めて入ってくださいと。

シャワーは、2人で使うと水圧が弱くなったのはちょっと残念なところでしたが、湯舟では足を延ばすことが出来て旅路で疲れた体を癒すことができました。

露天風呂と脱衣所

内湯と脱衣所

庭に設置されているシャワー。海水浴場で遊んだ後、砂を流せるようになっています。

間人蟹の夕食

入浴後、お食事は貸し切りの別室でいただきます。

目の前には緑のタグ付きの幻の間人蟹が並びます。それ以降も間人蟹が続きます。

宿の方に伺うと、こちらでは基本的に間人蟹や網野町で採れた蟹が提供されるとのこと。(時化で漁に出れないときなどは、間人蟹以外のタグ付きが出されることもあるとのことですが、基本的には間人などの近郊で採れた蟹が提供されます)

間人漁港や網野町の漁港から出航する漁船は小型であり、漁を終えたらすぐに帰ってくるため、新鮮な蟹を食べてほしいという思いから、そちらで採れた蟹を提供しているとのことでした。

別室での食事(左奥が子供メニュー)

茹で蟹

茹で蟹は、味噌もたっぷり入っています。新鮮な蟹だから身がポロリと外れやすく食べやすいです。そのままで食べると蟹のうまみと甘みがしっかり感じられます。備え付けのカニ酢は出汁の風味もしっかりついており、それに付けて食べてもおいしいです。

茹で蟹

蟹刺し

蟹刺しは、まず見た目でびっくりです。なんと、胴体に触れると爪が動きます。まさに、新鮮です。

醤油とワサビにつけていただきます。醤油につけると甘みが際立ちます。

蟹刺し

蟹味噌

生の蟹味噌は、蟹スプーンの大きいほうで少し召し上がってくださいと勧められました。生味噌の濃厚さが味わえました。

生の蟹味噌

焼き蟹

焼き蟹は炭火で焼いていきます。自分で焼くか、焼いてもらうか問われましたが、自分たちで焼くとタイミングがつかめず身が固くなると思ったので、焼いてもらうことにしました。

半熟のちょうどいい感じに仕上げていただきました。

蟹の甘さとトロトロな感じに炭火の香ばしさも感じられます。

炭火と焼き蟹

焼いた蟹味噌は、さらに味噌の濃厚さと甘みが感じられました。

焼いた蟹味噌

蟹の天ぷら

天ぷらは、蟹足2本、なすび、ししとう、大葉、南瓜、さつまいも、干し柿

カラッと揚げられています。

驚いたのが、干し柿の天ぷら。衣の中にほんのり甘い干し柿がマッチングしていました。

蟹のてんぷらは、やっぱりおいしいです。もう、写真を見てもらえたらおいしさが伝わると思います。

天ぷら

蟹スキ

蟹スキはまず、出汁が沸騰したら蟹の胴体と爪の部分と野菜を入れて煮てくださいと。

蟹の足の部分はシャブシャブできるようにカットされており、ポン酢につけて食べてくださいと。

出汁は塩辛くないですが、しっかりと出汁の風味がきいていたので、そのまま蟹の爪や野菜、豆腐を食べてもおいしくいただけました。

蟹足は出汁に身を投じて一往復させた後、すぐに引き上げポン酢につけていただきます。蟹のトロトロさと甘みが感じられて幸せをかみしめました。

蟹の胴体の部分は残しておいたら、雑炊にするときにほぐして入れてくれるとのことだったのでそのまま残しました。

蟹すきの具材

雑炊

卵、ねぎ、海苔、生姜のしぼり汁、蟹味噌を入れてもよいかと聞かれた後、(もちろん全入れで返答)食べ終わった蟹すきの土鍋を宿の方に持って行っていただき、しばらく待った後、お待ちかねの雑炊です。

その中には先ほど残した胴体の身も入っています。

蟹のだしのうまみが詰まったサラサラの雑炊です。生姜のしぼり汁も主張はしてませんがほんのりと風味が感じられます。

お口は食べたいけど、腹はもう限界です。結構、たくさん作ってくれたのでおなかの具合に合わせてご飯を少なめにしてくださいと声をかけてもいいかもしれません。

雑炊(1人分ずつ取り分けた後なので実際はもっと多いです)

デザート

アイスは、洋ナシのシャーベットでした。全体的にさっぱりとしていたので、ぺろりと食べれました。

デザート

お子様メニュー

天ぷら、デザートは大人と同じもの。茹で蟹半匹、1人前蟹すき鍋の他に以下のものが付いており、食べ応えがあり贅沢です。

お子様料理ディッシュ

刺身

コーンスープ

今回、息子が一番おいしいと言っていた蟹のグラタンです。味見をした娘もかなりおいしいと言っていました。

蟹グラタン

ボリュームたっぷり蟹もたっぷりな朝食

朝食は8時からか8時半からということで、8時から別室でいただきました。

朝食も盛りだくさんです。蟹もたくさん出てきました。

特においしかったのが蟹入り味噌汁。一人用の鍋に入っていました。蟹もおいしかったし、味噌汁の味もいい風味が出ていておいしかったです。

朝食の時間に合わせて、蟹飯を炊いてくれました。醤油と蟹の風味のシンプルな蟹飯でおいしかったですが、昨日からのボリュームとおかずのボリュームがあったので、あまり食べれませんでした。

残った分はおにぎりにしていただき、帰ってからいただきました。おにぎりにした蟹飯は、さらに味がしみ込んでいておいしかったです。

 

食後は、サービスで自室までコーヒーを持って来てくれました。

まさか、和風旅館でコーヒーが頂けるなんて驚きとともにうれしくなりました。

子供たちは100パーセントリンゴジュースでした。

外側上から時計回りに、炊き合わせ、ひじきの煮物、きんぴらごぼう、大根の醤油漬け、菜っ葉の煮びたし、アサリとこんにゃくの煮物、イカの煮物、漬物。
内側時計回りに内子入りみぞれ大根、大根のゆず風味漬け、マンゴーソース入りヨーグルト

蟹の身と生ハム入りサラダ

 

カレイの干物(子供は鮭)

蟹入り味噌汁

茶わん蒸し

イカの刺身

蟹飯

別館「都結び」

チェックアウト後、別館の都結び(さとむすび)を見せていただきました。

食事の別室から外をのぞいた時に、隣に新しいこのあたりの建物とは別な感じの建物が建っていたので、若い人でも住んでるのかなと思っていた建物がそうでした。

バリアフリーになっていて、中にはエレベーターもあります。

本館は階段だったので2階に上がるのが大変な人にはよさそうです。

基本は素泊まりですが、隣の本館での食事も可能とのことでした。

素泊まりの方もいらっしゃるらしいですけど、自分なら絶対に隣のてり吉さんでおいしいご飯を食べたいと思いました。

都結び外観

共有スペース

共有スペースのコーヒーメーカー。コーヒーはフリーでいただけます。

共有スペース内にある冷蔵庫のドリンクは申告制です。

2Fと3F

ホームページから予約をしたときに都結びのことが載っていたので、どこにあるのか聞いたところ、中も見せていただき、共有スペースのテーブルにゆっくり座らせてもらい、コーヒーまでいただいてしまいました。

「てり吉」の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

 

京丹後市網野町の浅茂川海水浴場前にある「料理旅館てり吉」さんはおいしい間人蟹と温かい人柄が魅力の宿でした。

terikichi.com

 

冬の京都を旅するときはこれがあれば安心です。

 

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